平屋建てと2階建ての違い

新築計画を進めるうえで選択肢の多くを占めるのは「平屋」「二階建て」です。
どちらか一方が秀でているということはありませんが、双方メリットデメリットは存在します。
双方の計画を進めるうえでのポイントをここでは紹介していきます。

・平屋計画
ここのところ需要が増えてきている平屋住宅。
最大の特徴は「ワンフロアー」という点です。
階段自体が不要となるので、生活導線はワンフロアーで考えることができます。
移動距離も少なくなり、段差もほとんどないので、高齢者や小さなお子様も安心して暮らせるバリアフリーの観点でもメリットがあります。
反対に、建築する上では二階建てに比べ大きな敷地が必要になるケースが多いので、敷地の選定は注意していきたいです。

・二階建て計画
二階建てではやはり上り下りが発生する分、間取り作成には多少の工夫が必要になります。
水廻りは1階にするのか2階にするのか？
トイレや洗面室は2フロアー必要なのか？
生活導線、家事導線を含めての検討が必要になるでしょう。
反対に、生活空間を分けられるという点ではメリットがあります。
リビングなどの共有空間は1階に、寝室や各居室は2階に設けてプライベート空間を確保できるという部分では利点と言えるでしょう。
敷地面積に関しても、仮に平屋建てと同一の延べ床面積で検討する場合、平面ではなく立体で考えることができるので、平屋計画よりはコンパクトな敷地面積でも計画が成立する傾向にあります。

・注文住宅としての提案
各会社によって提案は様々です。
特に注文住宅では階数によっての提案や、自社商品なども提案は豊富です。
標準設備や使用している建材によっても単価の変動があります。
設計基準として対応の可否も会社によって変わってきます。
場合によっては平屋、二階建て両方のプランニングを依頼してみると間取りの理解が深まり、敷地の選定や予算感の把握も進むでしょう。
大まかな希望をまとめてご相談されることをお勧めします。